ポイ活をするうえでは欠かせないポイントサイト。
広告等のサービスを利用したり、ポイントサイトを経由してショッピングをするだけでポイントが貯まります。
貯めたポイントは現金等に交換することができるので、手軽にネットで稼ぐことができる人気サービスです。
しかしまだまだ一般的なサービスとは言い難く、「怪しい」というイメージを持たれている方も多いことでしょう。
私は元々ポイントサイトを運営している企業で5年ほど働いていたので、
そこのところ詳しく解説していきたいと思います。
結論、全く怪しくない
怪しいというイメージは「無料で10万円貯まる!」等の広告から来るものではないでしょうか。
実はポイントサイトは20年近い歴史(2022年現在)があり、昔はこういった広告が多く出回っていました。
「そんな美味しい話があるわけがない」
「こういう稼げる系のサイトは大体怪しい」
実際に10万円分のポイントは普通に貯められますが、その仕組みがわかっていないと怪しい印象が強くなってしまいますね。
実は仕組みがわかってしまえば、何のことはない広告がベタベタ貼ってあるサイトでしかないのです。
なぜ広告=ポイントになるのかを解説します。
ポイントサイトの仕組み
ポイントサイトは「アフィリエイト広告」の仕組みを利用したサービスです。
アフィリエイト広告というワード、一度くらいは聞いたことがあるかと思います。
広告というのは、すごく大雑把に分けると「純広告」と「アフィリエイト広告」に分かれます。
純広告
純広告はわかりやすいです。
テレビCMや雑誌、新聞、看板などの広告です。
これは掲載した時点で広告費用が発生するもので、広告主は「広告枠」を購入しています。
例えば、テレビCM30秒の枠を買ったとすると、
その広告によって商品が売れても売れなくても費用が請求されます。
当たり前のことですね。
従来、広告はこのかたちしか存在しませんでした。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は「広告主が望む成果」を元に費用が発生します。
例えば、このような無料登録が成果条件になっている広告は、
広告主が「登録者を増やす」という広告効果を求めているわけです。
あなたが登録完了した時点で広告費用が発生しています。
クレジットカード発行数を増やしたい広告主の場合、
クレジットカードが発券された時点で広告費用が発生します。
ポイントサイトを経由して、広告主が求める成果地点に到達したかどうかをシステムが判定しています。
この仕組みを利用してポイントを付与します。
なぜポイントが貰えるのか
あなたが広告主が指定した成果地点に到達すると、広告主からポイントサイトに広告費用が支払われます。
クレジットカード発行などの広告では、大体相場が1万円程度。
その1万円をポイントサイトとあなたで分けているのです。
ポイントサイトからユーザーへの還元率は大体70%~90%。
最近はポイントサイトが乱立したお陰で各サイトの競争が激化し、還元率が非常に高くなっています。
ポイントサイト運営社の利益は薄くなりますが、私たちユーザーにとっては嬉しいことですよね。
つまり、ポイントサイトは広告収益の一部をユーザーに還元するサイトと考えていただければ問題ありません。
ポイントが入らない場合
私が運営社に居た頃、毎日何千というユーザーから問い合わせがありました。
内容はほとんど「ポイントが入らない」といったものです。
大抵の場合、ユーザーの確認不足によって起こっているものでした。
獲得条件を満たしていない
例えばこのような条件の広告の場合。
獲得条件には「新規クレジットカード発券+使用者1名追加同時申込(パートナーカード発券)」となっています。
ややこしいですね…。
当たり前ですが、この場合はクレジットカードを発券しただけではポイントが貰えません。
獲得条件はしっかりと確認しておきましょう。
獲得時期より前
先ほどの広告で見てみましょう。
「承認待ち反映」という非常に分かりづらいワードが出てきましたが、
これは「仮承認/ポイント付与候補」の意味だと思ってください。
この後、本当にあなたが成果地点に至っているかを広告主が精査して「本承認/ポイント付与確定」となります。
上記の表記を解説すると、
承認待ち反映=あなたが仮承認/ポイント付与候補の段階になったことがわかるまでの期間です。
承認期間=仮承認/ポイント付与候補になってから、本承認/ポイント付与確定までに要する期間です。
アフィリエイト広告にはこの承認のステップが多々あります。
例えばカード発行を申込んだとしても、あなたが受け取らなかったり、間違えた住所を入力していた場合、
実際に発券されて手元に届いていないので、成果条件を満たしていません。
このような場合には、後から広告主が「承認却下」を行います。
この広告の場合、カード発行申込をしてから約4ヶ月後にポイント付与されるということになりますね。
この期間を経過する前に「ポイントが入らない!」という問い合わせが多々あります。
まずはもう一度成果条件を確認してみましょう。
ただし、承認待ち反映の期間を過ぎても仮承認/ポイント付与候補になっていない場合、
これはすぐに問い合わせてください。
せっかく広告を利用したのに、いつまで待ってもポイントが入らない可能性が高いです。
そもそも、ポイントサイトはユーザーの成果が認められなければ広告費が貰えません。
広告費が貰えなければ儲からないです。
だからポイントサイト側としても、成果条件を満たしたユーザーの広告費はきっちり広告主に請求したいわけです。
悪質なポイントサイトでない限り、広告費だけ貰ってユーザーに還元しないようなことはしないので、
成果条件を満たしているのにポイントが入らない場合は、広告主が承認作業を間違えている可能性もあります。
ポイントサイトを通じてしっかり説明してもらいましょう。
優良なポイントサイト
ここまで説明した通り、ほとんどのポイントサイトがアフィリエイト広告の仕組みを活用して健全に運営しています。
中には東証一部上場企業が運営しているものもあります。
上場企業が運営しているということは、東証の審査を通過したビジネスということなので、
当然詐欺のようなことをやっていけるはずがありませんね。
特に私がおすすめするポイントサイトは以下です。
サイトによって異なるメリットがあるので、基本的に主要どころは全部登録しておきましょう。
1位:モッピー
どこのサイトでもほぼ1位で紹介されているのではないでしょうか。
業界圧倒的1位のユーザー数を誇ります。
東証一部上場企業の株式会社セレスが運営しています。
モッピーはとにかく広告数が多くて高還元。
そして他のポイントサイトにはない大盤振る舞いなキャンペーンの数々。
まず登録をするならモッピー1拓です。
結局、ユーザー数が多い=集客力があるということなので、広告主が最優先にモッピーに広告を出します。
なのでモッピーだけ条件が良かったり、モッピーにしかない広告が多いんですね。
私は別の会社に勤めていたのですが、メインで貯めているサイトはモッピーです(笑)
▼モッピー登録はこちら▼
2位:ポイントインカム
こちらは株式会社ファイブゲートが運営しています。上場企業ではありませんが10年以上の運営歴がある会社です。
モッピーに次ぐ案件数と還元率です。
会員ステータスボーナスという制度があり、利用すればするほどポイントが貯まりやすくなります。
また、お買い物安心保障制度などのユーザーファーストなシステムがあることも魅力です。
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3位:ポイントタウン
こちらは上場企業のGMOメディア株式会社が運営しています。
あのGMOグループの会社です。
広告以外のゲーム等で貯まるサービスが充実しています。
ポイント交換先の多さは業界No,1です。
広告数や還元率はモッピー、ポイントインカムと比較するとやや劣る印象です。
また、ポイントレートが1P=0.05円換算で表記がいちいち分かり辛いんですよね。
20ポイント貯めて1円ということになります。
日常的に使うサービスだからこそ、こういった細かなストレスは気になるところです。
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4位:ちょびリッチ
株式会社ちょびリッチが運営しています。
上場企業ではありませんが、こちらもファイブゲート社同様に10年以上の運営歴があり、累計ユーザー数は300万人を超えています。
ちょびリッチの広告数はポイントタウンと大差ないですが、還元率が高いです。
また、お友達紹介制度がかなり充実しています。
こちらもポイントタウン同様に、ポイントレートが1pt=0.5円換算。
▼ちょびリッチ登録はこちら▼
5位:ハピタス
株式会社オズビジョンが運営しています。
この会社も上場はしていませんが運営歴は最長の部類です。
昔はドル箱という名前だったのですが、突如コンセプトを変えてハピタスというサービス名になりました。
ハピタスの広告数はモッピーやポイントインカムに引けをとらず、還元率も非常に高いです。
ショッピングで貯めるならハピタスの還元率は非常に魅力的です。
また、ポイントの有効期限がないので、「貯めていたポイントがいつの間にかなくなっていた」なんてことはありません。
しかし…、個人的には致命的な欠点があります。
ハピタスは1ヶ月に交換できるポイントが30,000ポイントと限定されています。
例えば頑張って10万ポイント貯めたとしても、換金するまでに4ヶ月かかってしまいます。
高額ポイントを貯めるほど不便さが際立つんですよね…。
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悪質なポイントサイト
ポイントサイトが怪しいと言われてしまっている元凶の悪質なポイントサイトも紹介します。
興味本位で登録することもやめておいたほうが良いです。
私が認識している悪質ポイントサイトは以下の通り。
・キラキラウォーカー
・ポイントGO
・マネキン
・ポイントモール
・ポイントリッチ
・POM
何が悪質なのかという点について解説します。
基本的に悪質ポイントサイトの手口は殆ど同じなので、以下に該当するようなサイトは利用しないことをおすすめします。
あり得ないキャンペーン広告
「登録するだけで30,000円プレゼント!」
「無料登録でアマギフ20,000円分ゲット!」
こういった広告で利用者を釣っています。
ポイントサイトの仕組みで説明をした通り、ポイントサイトはアフィリエイト広告費の一部をユーザー還元するサービスです。
ポイントサイトに登録しただけで何万円も貰えるとして、そこに肝心の広告主が存在しません。
つまりポイントサイト側に広告収益が発生していないのに、ユーザーに高額のポイントを付与することになります。
ありえないことです。
ポイントサイト運営社がユーザー集客の為にポイントをばら撒くことはあっても、
こんな高額な費用をかけていたらビジネスが破綻してしまいます。
1ユーザーが平均1,000ポイント獲得していたとしても、ポイントサイトの利益はその2割程度。
つまり1ユーザー200円程度です。
仮に20,000ポイントを登録時に付与してしまうと、ユーザーが1人増える毎に19,800円の赤字になります。
1万人登録者が増えれば1億9,800万円の損失が出ます。
どう考えても成立しないキャンペーンですよね。
最低交換金額が異常に高い
ポイントサイトのポイントは、ただ貯めただけでは価値がありません。
何かに交換して初めて価値あるものです。
つまり、交換する為のハードルが高いということは、それだけ貯めたポイントが無駄になるリスクも高いということです。
優良なポイントサイトであれば、300ポイントから銀行(現金)に交換できます。
300ポイントであれば1時間ほどで貯められます。
逆に、悪質なポイントサイトの多くは15,000ポイント以上を貯めないと交換ができません。
15,000ポイントを貯めようと思うと、クレジットカード発行を2件以上はこなさないと不可能です。
また、高額ポイントの広告は承認時期が遅く、数ヶ月かかることなんてザラです。
とにかく交換をさせないように工夫が凝らされているんですね。
運営元企業のホームページが出てこないor存在しない
運営会社情報の記載がないサイトは論外として、普通は利用規約や特定商取引のページに会社情報の記載があります。
その会社名でググってみてください。
悪質なポイントサイトの場合、驚くことに企業ホームページが検索に出てきません。
まともな会社であれば、採用活動を行ったりするのにホームページは必要です。
これが無いということは、できて間もない会社か、意図的にホームページを作っていない会社です。
意図的に作っていない理由って…、明らかに後ろめたい理由しかないですよね。
悪質なポイントサイトに騙されないように、運営企業情報はしっかり見ておきましょう。
まとめ
・ポイントサイトはアフィリエイト広告費の一部をユーザーに還元するサービス
・ポイントサイトは怪しくないが、怪しいサイトも実在する
・上場企業運営のポイントサイトを利用すれば安心
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。